スーパーのお魚コーナーの端にあって、たまに安くなっている魚の“かま”。“カマ”。今回は冬の旬であるぶりのカマを半額で手に入れたので、料理家の土井善晴さんのレシピ(こちらはぶりのアラを使用)を参考に作ってみました。大根が皮つきで下茹でなしなのが良い!リアルフードキッチン流にした箇所、面倒くさそうな下処理のつくレポ、調味料の分量について味の感想をのせています。
材料(土井先生レシピと比較)
土井善晴先生の分量 | |
ぶりのアラ | 600~700g |
大根 | 1本(700~800g) |
しょうが | 50g |
たまりしょうゆ | 大さじ4 |
砂糖 | 大さじ5 |
みりん | 大さじ2 |
リアルフードキッチンアレンジ | |
ぶりのカマ | 2つ(500gくらい) |
大根 | 1/2本 |
しょうが | 20gくらい |
普通のしょうゆ | 大さじ4 |
素焚糖 | 大さじ5 |
みりん | 大さじ2 |
変えたのは、アラ→カマ、たまりしょうゆ→普通の醤油、砂糖→素焚き糖です。ぶりと大根の量が少ないですが、たまりしょうゆではないので調味料は変えずにやってみました。
▼さらさらで溶けやすく、精製度合いの低いミネラル豊富な砂糖↓
素焚糖 / 600g 富澤商店 茶色い砂糖
つくってみた<つくレポ>
1.鍋にお湯を沸かし、ぶりのアラをそのまま入れて湯通しする。表面が少し白っぽく変わるくらい。
2.弱い流水に当てながら、表面のぬめりや血合いをとりのぞく。
3.鱗があれば爪の先で押し上げて取り除く。ザルにあげて水を切る。
少々面倒くさいですが、ひと口大に切ったアラを何個も洗うより、大きいカマ2個を洗う方が楽な気がします。
4.大根を皮ごと、厚めの半月型に切る。
土井さんレシピだと暑さ3㎝の大根で、煮込み時間が50分。時短したかったので薄めに切りました。
5.しょうがも皮ごと薄切りに切る。
6.鍋にぶりカマを入れ、その上に大根を重ね入れ、しょうがを散らす。水を5カップ入れて強火にかけ、アクが出てきたら丁寧に取り除く。
7.砂糖とみりんを加え、落し蓋をして中火で15分煮る。
落とし蓋はクッキングシートを鍋の大きさに合わせて丸く切り、真ん中に穴を空けたものを使用しました。
8.しょうゆを回しかけ、再び落し蓋をして煮汁が1/3程度になるまで、約30~40分煮る。
土井さんレシピは約50分煮てます。我らはお腹が空いてたので早めに切り上げ!
9.最後に全体を優しく混ぜ、煮汁を絡ませる。
煮汁が浸み込んで良い色!
★本家のレシピはこちら↓
実食!食べてみた感想!
はぁぁ~!大根しみしみ~!ぶりもフワッとした食感で幸せ…♡
うまい!ぶりの臭みもないし、スライスした生姜が佃煮みたいでごはんに合う!
しょうゆ味は丁度良いけど、ちょっと甘いかな?
そうだね、次回作るとしたら、砂糖の量を減らそう。
まとめ
✅ブリの下処理はサッと湯通しすることで臭みはほぼ消えた!
✅大根は下茹で無しでも中まで味がしみ込んでいた!皮も気にならない。
✅ぶりのカマは骨と残っていた鱗に気を付ける必要がある。
✅味付けはぶりと大根の量に対して、砂糖の量の調整が必要。
✅しょうがは佃煮のように美味しいので、スライスして入れるべし!
👉ぶりの切り身でもアラでもなく、カマでも充分美味しいぶり大根が出来る◎下処理は意外とラク!
丁寧に作る分、煮込み時間合わせると約1時間20分かかるので、もう少し時短で作れたら良いかも!
私たち夫婦が作ってみた結果のまとめなので、人によっては下処理が面倒だなと感じるかもしれません。でも、作ってみる価値は充分にあります!自分でぶり大根が作れたという感動と、口に運んだ時の幸せな感覚は、きっと料理店や市販のものでは味わえないでしょう。ちなみに、当日は食べきれず翌日持ち越したのですが、ひと晩置いたぶり大根も最高でした…♡
コウケンテツさんバージョンも時短で簡単そうだったので、今度試したいです♪
最後までお読みいただきありがとうございます!
リアルフードキッチンでは、皆様が心身ともに無理なく作れる健康家庭料理を考案しています。
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