最近、「リアルフードって何?」と聞かれることが多くなってきました。改めて、何がリアルフードで、そうでないかを説明していきます。
加工食品ではない素材そのもの 野菜・果物・肉・魚
1番イメージしてもらいやすいリアルフードは、加工食品ではない、素材そのもの。野菜・果物・肉・魚・貝類など自然界に存在する生き物です。
これまで続いてきた、伝統的な食材〜先人の叡智〜
シンプルな構成で作られている、昔ながらの食べ物はリアルフード。日本では塩分高めの梅干しや、納豆、漬物、味噌、醤油といった発酵食品。世界の発酵食品ではザワークラフト、ピクルス、キムチ、チーズなど数えきれないぐらいの選択肢があります。スパイスは長期保存にも活用されていたという話を聞くと、先人の賢さに驚かされます。
添加物や人工甘味料はフェイクフードという位置付け
添加物は食品の品質を維持してくれたり、発色・味をよくしたりと、大活躍。いい側面もあれば、気になる側面もあります。国がマウス実験により安全性を認めた「食べられる薬品」というだけであって、「身体にとって食べた方が良いものか」どうなのかは別の話。私たちは専門家ではないので、言及を避けパレオダイエットの教科書に沿うのと、素材を食べた方が早いなーと判断しました。そのため、添加物や人工甘味料をフェイクフードとし、自然界に存在する”リアル”な食べ物だけでリアルフードキッチンは構成されています。
無添加系との違い
無添加系の方達のルールは原材料名のスラッシュ以降の添加物を摂らないというもの。そこはリアルフードキッチンも共通しています。私たちはそれに加えて、植物油脂や白砂糖、精製済みの穀物(小麦など)と表記もあるものを避けています。
やすのぼやき 健康系の発信をしようと決めてから、皆さんがどんな発信をしているのか調査していると、無添加系という健康カテゴリーがありました。原材料名のスラッシュ以降を摂らないというルールです。みなさんこぞって発信しているのが、無添加健康ドリンクやスーパーで買える無添加スナック、ネットで買える無添加スナックや無添加おつまみ。いつもの生活から、無理やり添加物を排除した印象で、知識がない人からすると、何が正解で何が不正解なのかわからず、発信される情報頼りになり、依存していく。発信者もかなり買い込みをしているようで、食習慣はそこまで変わっておらず、結果、定期的にダイエット宣言している状態。私が見た無添加系発信者は10人中5人ぐらいそんな感じでした。正直、情報が多すぎて疲れてしまいました。
精製度合いが低い穀物・砂糖
精製度の高い穀物をフェイクフードというつもりはありません。美味しいお米や、パン、そば、うどん、私自身、たくさんの食品の恩恵を受けて生きてきました。とは言え、精製度の高い穀物は本来摂れるべき食物繊維・栄養素を削っているので、もったいない。加えて、おかずとの組み合わせが無限大で、美味しすぎる。これは砂糖も同様です。
質の高い油・脂
基本的には肉や魚、ナッツ類を食べていれば、一日に必要な油分を摂れるという前提で、質の悪い油を避けます。原材料名に植物油脂と書いてある食品や、日常的に使っていたキャノーラ油やサンフラワーなどの食用油を質の良い油に変えていく。
例えば
僕が昔、やめるのに苦労したサワークリームオニオンのポテチを例にあげてみます。前途したルール・ポイントに当てはめるとどうなるでしょうか。
ポテトフレーク(遺伝子組換えでない)、植物油、コーンフラワー(遺伝子組換えでない)、小麦でん粉、調味粉(食塩、ホエイパウダー、ぶどう糖、オニオンパウダー、マルトデキストリン、砂糖、植物油、脱脂粉乳、サワークリームパウダー、発酵脱脂粉乳、酵母エキス)、マルトデキストリン/乳化剤、調味料(アミノ酸等)、香料、酸味料、カゼインNa、pH調整剤
この場合、僕らが食べたいのって、22項目中ジャガイモと塩の2項目だけ。残りの9割の表記は不自然に感じる素材や、避けたい素材、「身体にとって食べた方が良いもの」かどうかわからない素材というのがわかりますよね。
リアルフードキッチンで作るならこうなる。
ジャガイモ、塩、玉ねぎ、素炊き糖、エクストラヴァージンオリーブオイル
シンプル!
人間本来の食事をしていく、ただそれだけ。
なんだか色々とポイントを列挙しましたが、豊かな時代だからこそ選択できる”より自然な食べ物”を食べたい。それだけです。
美味しく、楽しく健康に!それがリアルフードキッチンのモットーです!
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