いつも作っているりんごとサツマイモの重ね煮を焦がしました…しょんぼりしながら焦げ味を我慢して食べようかと思ったら、夫のやすから提案があり芋羊羹風おやつに復活した経験談です。料理に失敗はつきもの。その失敗をどう捉えていくか…
焦がしてしまったおやつ
材料をそろえた時点で気づけばよかった…
さつまいも3本に対して小りんご2個、圧倒的水分不足。
りんご、さつまいも、レモン、レーズン、塩と重ね、最後に水100ml程度を加え火にかける。
途中で味見すると、甘さが足りなかったのでハチミツを追加。水が少ない上に、火をかけたままハチミツを入れたらどうなるか…
更に夫やすと会話がはずんで様子を見るのを忘れ、焦げた匂いが漂い…真っ黒。(笑)
全体的にパサパサ、ほんのり焦げ味。
なんてこった…でも勿体ないから食べるか。
焦げてるとこ洗ったらどうかな?
あ~そうだね、洗ってもう1回水分加えて煮込もうかな。
失敗から思い付いたアレンジ
私が今パートで働いているお菓子屋さんで、舟和の芋ようかんの話題がでて、これだ!と思いつきました。
つぶして寒天を加えて、ようかん風にしてみよう!
舟和の芋ようかんは、さつま芋と砂糖と少量の食塩で造りあげているそうです。ほぼ芋!!今回はりんごとレモンが入っているので羊羹にするには固まりにくいと考え、寒天を加えてみることにしました。
生まれ変わったおやつ
黒く焦げた部分を取り除き、全体を軽く水で洗いました。
水を少量加えながら木べらでつぶします。ハンドブレンダーでなめらかにするのもアリでしたが、洗い物が面倒だった為、ひたすら手作業。
甘味を足す為に、以前友人からいただいた「りんご糖蜜」を使用。りんごも入っているしぴったりです。コク出しの為にハチミツも加えました。
粉寒天小さじ1/2程度(適当な分量です)をお湯で溶いて加え混ぜました。お湯で溶けるタイプは便利ですよ◎
ガラス容器に移し、粗熱をとってから冷蔵庫で冷やします。
四角く切って黒ごまを飾りつけ、完成!
焦げた味はほぼしませんでした!これはこれで美味しい!ただ、羊羹みたいにしっかり固まらなかったから、寒天の量が足りなかったかも。
美味しい!アレンジして美味しく食べれて良かったね。
うん!おやつのバリエーションが増えて嬉しいよ♪
失敗なんて、ない
私は料理が上手くいかなかった時、失敗した、とこの世の終わりかくらいに落ち込んでいました。けれどその度に、夫のやすが「何が失敗なの?」「こうしたらいいんじゃない?」と冷静に突っ込んでくれたので、すぐに立ち直る癖がつきました。私自身が完璧な味を求めすぎていたんですよね。
そして、頭の中をよぎる「料理に失敗なんて、ない」という料理家の土井善晴先生の言葉。焦がしてしまったから、次はこうしよう、と自分で気づくからこそ学びが深まり成長する。料理本やネットのレシピで得た知識よりも、実体験の方がよっぽど料理が身に付くとし、アイデアも生まれると感じています。そうして今回失敗から生まれた新しいおやつも、味は勿論、心もゆるむ経験となりました♪
失敗してもええんやで。byあなたの心の中の土井善晴
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