世界的な人気を誇る京都アニメーション制作のアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。
出てくる食事について調べていると、京アニさんは食事シーンもこだわって設定していることが分かりました。細かい作画を見ていると思わず食べたくなってしまいます…!今回は、主人公のヴァイオレットちゃんが郵便局の皆と歓迎会で食べている豊富なおかずプレート6種類を再現してみました!
とっても繊細で世界観と人物の表情が美しい…ストーリーは思い出すと泣けてくるほど心を揺さぶるヒューマンドラマです。おすすめ!
食事シーンの作画はTwitterやネットで調べました。どうやら2017年にシンガポールで作画展を開催していたようです。だい@なんだかおもしろいさんが投稿されていた画像を参考にさせていただきました。
ヴァイオレットちゃん歓迎会のおかずレシピ
プレートの全体図はこんな感じ。京アニさんの素晴らしい作画を元に、ゆりが描いた適当作画です。(この後力尽きて一度寝ました。笑)
フムス
▼作り方は以前作ったレシピ同様です。ひよこ豆はコストコで購入したものを使用。
作画通りにする為、上にオリーブとパセリを飾りました。
トマトの野菜ペースト
▼なんの野菜なのか分からない為、ペーストになりそうな赤いんげん豆で作ってみました。
<材料>
・トマトソースorトマト缶…約150g
・赤いんげん豆…約390g
・カレー粉…小さじ1
・オリーブオイル…大さじ1
<作り方>
1.鍋にオリーブオイルを熱し、赤インゲン豆(なるべく煮汁をいれない)とカレー粉を入れて炒める。
2.トマトソースを加えて煮込む。
3.マッシャーかブレンダーで豆をつぶす。
4.ある程度水分が飛ぶまで煮詰めて完成。
カレー粉を少し加えているのでチリコンカンのような味付です。黒パンに載せても美味しい!
ナスのペースト
▼ジョージア料理のナスのペーストを参考に作りました。
<材料>
・ナス…2~3本
・にんにく…小さめ1片
・レモン汁…大さじ1
・塩…適宜
・オリーブオイル…大さじ1
<作り方>
1.ナスを洗って水気を拭き、トースターやグリルで皮が黒く焦げるまで焼く。
片面焼きの場合、3~4分で上下を返し、更に3~4分焼く。両面焼きの場合は約8~10分焼く。
2.冷水にとって冷ます。
3.水気を拭いてヘタを切り、ある程度皮を剥く。
4.たたくようにみじん切りにする。
5.器に移してすりおろしたにんにく・レモン汁・塩・オリーブオイルで和える。
ナスとろとろ美味い!生のにんにくでパンチ強めだから、少し減らしても良さそう。
イワシのフライ(揚げ焼き)
▼作画はフライとの記載でしたが、リアルフード流に片栗粉をまぶす揚げ焼きにアレンジ。
<材料>
・イワシ3枚おろし…4尾分
・塩麹…大さじ1
・片栗粉…適当
・お好みで食べる時にレモンを絞る。
今回作る量が多くなるべく手間をかけたくなかったので、イワシはスーパーで3枚におろしてもらいました!
<作り方>
1.ビニール袋にイワシと塩麹を入れて揉み込み、冷蔵庫で約20分漬けておく。
2.片栗粉を加えて、全体に絡める。
3.200℃に予熱したオーブンで8~10分ほど焼く。
フライパンを使用する場合は、オリーブオイルを熱し皮面から焼き、焼き色が付いたらひっくり返して焼く。
塩麹だけなのに味がきまっている!レモンを絞るともっと美味しい!
春巻き(揚げ焼き、ほうれん草卵チーズ)
▼アジアっぽい食べ物も出てくるということで中華系の春巻きを作りたかったのですが、
時間の都合上簡単にできる中身にアレンジしました。
<材料>春巻きの皮5枚分
・ほうれん草…約4束
・卵…2個
・とろけるチーズ…適宜
・塩麹…小さじ1
・黒こしょう…適宜
・春巻きの皮…5枚
・オリーブオイル…約大さじ5
今回、春巻きの皮はかねこ製麺さんのものを使用。原材料がシンプルで無添加なのが嬉しい◎
<作り方>
1.卵を溶いて塩麹と黒こしょうを混ぜる。ほうれん草は洗って4~5㎝の長さに切る。
2.フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、スクランブルエッグを作る。ほうれん草を加えてしんなりするまで炒める。
3.春巻きの皮に、2のほうれん草卵ととろけるチーズをのせて巻く。
4.2で使用したフライパンの汚れを軽く拭き取り、オリーブオイル大さじ3~4をひく。春巻きを並べて中火にかける。
5.パチパチと音がし始めたら弱めの中火にし、焼き色が付いたらひっくり返す。3~4分全体に焼き色が付くまで揚げ焼きする。
上下だけでなく両サイドも焼き色を付けると美味しい♪
これ好き!ほうれん草のジュワっと食感とパリパリの皮がマッチする♪
肉団子と皮付きポテト
▼アニメの肉団子の色が茶色だったので、照り焼き風の味付にしました。
皮付きポテトは塩こしょうしてグリルで焼いただけです。
<肉ダネ材料>
・ひき肉(今回は鶏むね肉)…200~250g
・玉ねぎ…小さめ1玉
・しょうが…1片
・酒…大さじ1
・醤油…小さじ1
・片栗粉…大さじ1
(照り焼きのタレは、酒:醤油:みりん=1:1:1の割合で使用)
・オリーブオイル…大さじ2
1.ボウルにオリーブオイル以外の肉ダネの材料を全て入れて、粘りが出るまでこねる。
指を怪我していたので、しゃもじで混ぜました。意外と混ぜやすかった…!
2.6等分にし、小判型に成型する。
3.フライパンにオリーブオイルを熱し、肉ダネを並べて弱めの中火で焼く。
4.焼き色が付いたらひっくり返し、少量の水か酒を入れて蓋をし3~4分蒸し焼にする。
5.両面焼き色が付いたら、酒・醤油・みりんを加えて煮絡める。
完成しました!
盛り付け方は以下の通りです↓
- フムスは小皿に盛り、オリーブオイルをまわしかけ、オリーブとパセリを添える。皿の中央に配置。
- パプリカとピーマン(緑・赤・黄色)を細切りにして4か所に飾り、皿に4区画作る。
- 1区画にトマトとナスのペーストを丸く盛ってオリーブを添える。
- 残りの3区画にイワシの揚げ焼き、春巻き、肉団子と皮付きポテトを配置。完成!!
本家の作画と比べていかがでしょうか?
春巻きはもう少し小さく作っても良かったかもしれまん。
豪華で盛りだくさん!色んな味を楽しめてお腹いっぱい!!
アニメの考察|世界観設定から街の食べ物を想像する
世界観|地理や地形、農作物・食文化など
劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン公式ホームページから要約↓
- 作品の舞台である”ライデンシャフトリヒ”は四方を海岸に囲まれた地形。
- 農業の生産性が高く、米、小麦、とうもろこし、芋、豆など多毛作も可能。
- 天然の良港が多く、南方大陸との交易の中心になっている。
- ヨーロッパ近郊の設定かと思えば、アジア要素の豆腐文化が登場する。
- 原作小説では「豆腐のハンバーグ」が登場する。
食べ物も食文化も豊富そうですね。
世界観|モデルになった国や都市
作品の舞台である”ライデンシャフトリヒ”のモデル国・都市は、多数あり。
- ドイツ
- 京都
- オランダのライデン
- イタリアのジェノヴァの海岸
ヨーロッパの街並みの中にアジア要素も取り入れているそうです。
世界観|味付や食べ方
▼アニメの映像から分かること。
- 春巻きを箸を使い食べている、米料理が出てくる。
→町並み同様、アジア要素のある食べ物もありそうです。 - 主人公が魚を丸ごと焼いた料理を食べているシーン、イワシのフライが出てくる。
→海岸沿いなので魚介も豊富だろうと推測します。 - 食卓には、パンに塗るペーストがある。
→街の人達はパンをよく食べる習慣がありそうです。今回ペーストは3品作りました。
食べやすく塗りやすいおかずとして親しまれていると推察します。 - ”ジョージアのハチャプリ”というパン類似した食べ物、ナス料理が食卓にならんでいる。
→現実世界のジョージア料理を参考にしていそうです。
また、ジョージアの味付はハーブやスパイスを多用します。冷蔵庫がなかった時代のなごりか、腐らないための工夫と、美味しく食べるための工夫が食文化となっているようです。
見た目もとてもカラフルで見ているだけで楽しい食事シーンです♪
さいごに
今回作ったおかず6種はどれも作り置きできるものばかりなので、日常料理にも活かせそうですね。
このプレート以外にも、ピーマンの米と肉詰めや、ナスのステーキ、ハチャプリっぽいパンも美味しそうなので作ろうと思っています!お楽しみに~★
色んなアニメや漫画の再現飯パーティーも楽しいかもっ♪
最後までお読みいただきありがとうございます!
リアルフードキッチンでは、皆様が心身ともに無理なく作れる健康家庭料理を考案しています。
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